標高差:1,379m
長野県大町市平
ウィキペディアから
大町市街地から望む北アルプスの中で、最も近くに見え、大きく堂々とした山容をしている。
この山が前に立ちはだかり、うしろの針ノ木岳は見ることができない。 針ノ木雪渓に端を発する
篭川が、はるか大町市街地へ流れこむが、その篭川右岸の山肌は、すべて蓮華岳から東へ張り出す
大きな尾根の側面であることをみても雄大さが分かる。
『日本三百名山』 針ノ木小屋を経由して ”針ノ木岳”に登頂後は ”針ノ木小屋に戻り ”蓮華岳”に登る。
〔246〕蓮華岳 (2,799m)
淡々と下山する
雪渓歩きを終えてしまうと後は淡々と歩くだけである。 湧き水でガブ飲みすると、頭が痛くなる程冷たい水で美味しかった。 10時間56分にて登山口に戻る。 今回、道間違いのロスタイム、山頂での休息があったが、これ程、時間が掛かる山とは思わなかった。 疲労度としては空木岳を日帰りした時と同じ感じだった。
爺ヶ岳
駐車場から10分程歩けば爺ヶ岳への登山口がある。 明日も良い天気らしいので爺ヶ岳に登りたいのであるが、明日は庭の花鉢の水やり当番なので今日帰らなければ大事な花を枯らしてしまう。(涙)
今日の温泉
帰路、豊科I・Cに向かう途中に ”上原の湯”があったので飛び込む。露天風呂は無いがコミュニティーセンターなので料金が500円と安く、掛け流しの湯が気持ち良かった。 '15年現在、入浴料は500円に値上がっていました。
帰路は帰省ラッシュには合わなかった
往路はあちこちで帰省ラッシュに引っかかったが、復路は不思議と帰省ラッシュに引っ掛からずにその日の内に帰ることが出来た。
扇沢登山口〜針ノ木岳はリンクを参照下さい。
針ノ木雪渓から針ノ木小屋を経由した後は針ノ木小屋に引き返して、そのまま対面の登山道で
蓮華岳に登る。 蓮華岳には登れたが、その先には更に標高が4m高い蓮華岳最高峰があった様であったが、ハイカーが多かったので最高峰は見送った。 蓮華岳はどちらかにして欲しい。
今日は花の写真を撮らないつもりだったが、
このタカネツメクサのデザインの良さに心を奪われた。
11時42分、針ノ木小屋から ”蓮華岳”へ登り始める。
既に6時間近く歩いており登りの急斜面でバテバテとなる。
少し登ればこの高度感。 ここを峠とした昔の話が信じられない程に、
峠両側の斜面は急峻に落ち込んでいる。
登り途中から ”針ノ木岳”を振り返り見る。
”スバル岳”との間に広がるカールが見事である。
”蓮華岳”側からの方が ”剱岳”が正面に見えて、映画 ”点の記”を思い出す山容に映画を見ておいて良かったと自己満足に陥る。
山頂右側の大きな雪渓が映画に出てくる ”長次郎谷”、よくぞ粗末な
装備であんなところを登ったものだ。
”蓮華岳”へは穏やかな山容に奇岩が突出した光景が広がる。
実はこの ”2,754mピーク”を ”蓮華岳”と
信じて登っていたのだが・・・
ピークに登ってみると山頂標識が無く、
遥か遠くに ”蓮華岳”が聳えていた。
”2,754mピーク”の山頂一帯は ”コマクサ”が点在(群生はなかった)しており、
明白な登山道が無いので踏まない様に歩くのに気を使った。
気を取り戻して ”蓮華岳”に向かう。
右の尾根筋には ”烏帽子岳”から縦走して来た
と思われるハイカーが数名登っているのが見えた。
”針ノ木峠”から1時間03分にて ”蓮華岳”(2,799m)に着く。
山頂には誰も居らず、オートで証拠写真を撮ったが、
ここは ”蓮華岳”の最高峰ではなかった。
尾根の延長先に標高で4m高い ”蓮華岳最高峰”を見る。
”富士山”は見えなかったが、 ”浅間山”が雲海から、
ちょこんと頭を出していた。 魔が差して ”最高峰”まで足を
伸ばすのを止めてしまった。
しばし、登って来た稜線、針ノ木岳、立山、剱岳を眺めながら下山する。
今日は最後までガスが上がって来ずにラッキーだった。
下山48分にて ”針ノ木峠”に戻る。 峠からは往路を辿って下山することになる。 しかし、峠からのこの斜面は登山道が整備されていなけ
れば下りれたものではない。 この時間(1時40分)にも縦走装備で
登ってくるハイカーが沢山居た。
雪渓まで下ってくるとガスの中に入ってしまった。
雪渓上でガスに覆われるとホワイトアウトになってしまうが、
幸いベンガラが薄く見えていたので辿って下山する。 下るに従い
ガスも薄くなったので難なく雪渓取付き点に戻ることが出来た。
扇沢から程近い ”上原の湯”で汗を流す。
ネット調べた時は入浴料400円であったが、
今は500円に値上がっていた。
Road Map :長野道の豊科I・Cで降りて、パノラマロード、大町アルペンラインで扇沢の駅駐車場へ。
Route Map:針ノ木岳登頂後に針ノ木峠から蓮華岳を往復する。
れんげだけ
”針ノ木岳”に登頂後は ”蓮華岳”への分岐点である ”針ノ木峠”
に引き返す。 ”針ノ木峠”には数名のハイカーが休憩していた。
”針ノ木峠”からの登山道は急登なので、
ぐんぐん標高を稼いで行く。
針ノ木峠への急峻下り手前から ”針ノ木岳”、針ノ木小屋へのジグザグ道を見る。
2024年6月9日改定